2013年6月28日金曜日

日本が期限到来の日韓通貨スワップの一部延長を見送る一方で、韓国中銀は中韓通貨スワップ協定を3年延長、規模拡大も。

https://surouninja.blogspot.com/2013/06/3_28.html
韓国銀行(中央銀行)によると、中韓通貨スワップ協定を3年延長し、必要なら規模拡大も検討しているとのことである。



2013年 06月 28日 09:06 JST
中韓が通貨スワップ協定3年延長、必要なら規模拡大も=韓国中銀 - ロイター
[ソウル 27日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は27日、韓国と中国が緊急時に通貨を融通し合う通貨スワップ協定の3年延長で合意したことを明らかにした。
同中銀によると、64兆ウォン KRW= と3600億元 CNY= 相当の通貨スワップ協定は当初2014年10月に期限を迎えるはずだったが、この期限が2017年10月に延期された。

韓国の通貨スワップと言えば先日、麻生太郎財務相が期限の到来した日韓通貨スワップの一部延長を見送ると発表したばかりである。

2013年 06月 25日 11:49 JST
日韓通貨スワップの一部延長見送り、期限きたため=麻生財務相 - ロイター
[東京 25日 ロイター] - 麻生太郎財務相は25日午前の閣議後会見で、緊急時に通貨を融通し合う通貨スワップ協定の一部を延長しないことで韓国と合意したことについて「期限がきたから。向こうから要請もなかった」と、その背景を説明した。
日本の財務省と韓国銀行(中央銀行)は24日、7月3日に期限を迎える30億ドル規模の通貨スワップ協定を延長しないことで合意したと発表。見送り後の枠組みは総額100億ドルへ減額された。

2013/6/24 21:04
日韓通貨協定、30億ドル縮小 竹島巡る緊張が影 韓国が延長要請せず - 日経新聞
韓国の外貨準備高は5月末時点で3281億ドルと08年末から6割以上も増え、外貨流出などの緊急時への備えは厚くなった。韓国銀行関係者は「(協定枠縮小の)影響は特にない」と述べる。

 残る100億ドルの日韓の交換枠は15年2月に期限が来る。ただ、この枠は東南アジア諸国連合(ASEAN)や日中韓の多国間の通貨融通協定であるチェンマイ・イニシアチブを補完するもので、発動には制約もある。

 現在は米国が金融緩和の縮小を探り始め、アジアなど新興国からの資金流出の懸念がくすぶっている。


“アベノミクス容認”という“G20合意”に対して中国と共に不服を唱えてきた韓国だが、国内に米軍を擁しながらも中国に擦り寄るという“捨て身の交渉カード”を遂に切ってきた様である。だが俺が以前から述べている通り、此の韓国の動きは非常に危険で自虐的である。

2013年5月14日火曜日
米中韓3カ国による戦略対話を呼び掛ける等、“日本外し”を鮮明にする韓国のパク・クネ政権。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/05/3.html
“G20コンセンサス=アベノミクスによる円安容認”を無視して中国と歩調を合わせんとする韓国だが、米軍基地を自国内に設置しておきながら、最も重要な“金融政策の世界的合意”を無視する行為はどう考えても自殺行為だろ。近い将来に韓国で不思議な政変が起きたりしなければ良いのだがね。

韓国通貨危機 - Wikipedia
日本の対応の遅さへの批判

日本政府は韓国に対して300億ドルの通貨スワップ協定を2008年12月に締結したが、アメリカは10月に、中国は12月に韓国と締結していたため、大韓民国企画財政部長官尹増鉉は日本メディアの取材に、「韓国が最も厳しい時に外貨を融通してくれたのは、アメリカ、中国、日本の中で日本が最後だ。日本は出し惜しみをしている気がする。アジア諸国が日本にふがいなさを感じるゆえである。日本側がもう少し譲歩し、配慮すれば早く締結できるのではないか」と述べた[12]。なお、後日、権哲賢元駐日大使が李明博大統領から直接指示を受け、日本の政治家や政府高官などに働きかけ、ようやくスワップ協定成功させた話が報道されている[13]。

日韓通貨スワップ - Wikipedia
米韓通貨スワップ

2008年10月30日にFRBと韓国銀行の間で300億ドルを上限とした通貨スワップ協定が締結された(期限半年)。2009年2月5日には半年間の延長で合意。現在は失効している。

ウォン安が加速すればするほど、裏の韓国政府とも謂うべき“財閥系多国籍企業”は濡れ手に粟を手にすることが出来るだろう。

PRESIDENT 2012年10月1日号
日韓通貨スワップ協定、本当に破棄したらどうなる?

ただ上のリンクによると、韓国輸出が1%増加すると対日輸入は0.99%増加するとJETROが試算している通り、必ずしもウォン安が韓国企業に追い風とは限らない様である。何故なら韓国の製造業は日本からの中間財に依存しているからだ。

とは言え、韓国は今後、原材料輸入を日本から中国に切り替えることでリスクヘッジする心算なのかも知れない。其の為の“中国への擦り寄り”であるとも考えられるわけである。

FRBが金融緩和縮小へ舵を切り始めたことで、今後は新興国から米国への資金還流が起き、其の過程で再びアジア通貨危機が発生する可能性も在るのではないかと俺は予想しているわけだが(参考)、そうなると輸入製品に依存する韓国民の生活は間違い無く逼迫することになろう。だが其の一方で、韓国の財閥系多国籍企業は、中国の“中間財”支援と、通貨危機演出(ウォン安誘導)で世界的な競争力を再び強化するだろう。

中国に擦り寄る韓国と、韓国を利用して中国包囲網に風穴を開けんとする中国。結局の処、両国にとっての最も合理的な選択は、“反日イデオロギー”を錦御旗に、今後も自国の通貨安を正当化することなのだろうね。

シリア問題が片付けば、米英は次に中国(中国共産党)を狙うだろう。其れ迄に中国は韓国との関係を強化し、韓国を対米英の防波堤として仕立て上げるのではないかな。

まぁ経済面で見れば、新興国からの資金還流を望む米国としては、韓国発の“第二次アジア通貨危機発生”も実は大歓迎なのかも知れないがね。


2013年4月11日木曜日
韓国政府が先月(2013年3月)の大規模なサイバー攻撃を北朝鮮による犯行と判断。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/04/20133.html

2013年3月23日土曜日
韓国の放送局や農協銀行が受けたサイバー攻撃について、韓国政府は、中国のIPアドレスからの攻撃だったという発表を訂正したとのことだが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/03/ip.html

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