2014年10月31日金曜日

パレスチナ国家承認:政権交代で迷走するスウェーデン。

https://surouninja.blogspot.com/2014/10/Drifting-Sweden-to-recognize-state-of-Palestine.html
スウェーデン政府は30日(2014年10月30日)、EU主要国で初めて、パレスチナを正式に国家承認したとのことである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141030-00000173-jij-eurp
パレスチナを国家承認=EU主要国で初―スウェーデン

時事通信 10月30日(木)20時53分配信

 【ロンドン時事】スウェーデン政府は30日、パレスチナを正式に国家承認した。バルストローム外相が記者会見で明らかにした。欧州連合(EU)主要国でパレスチナを国家承認するのは初めてで、イスラエルとの和平交渉の行方や他の未承認国の動向に影響を及ぼす可能性がある。

この動きは、先月(2014年9月14日)に行われたスウェーデン総選挙の結果からも想定の範囲内と謂えよう。というのも、その総選挙の結果、社会民主労働党を中心とした左派連合による政権交代が起きており、今月3日(2014年10月3日)には社会民主労働党党首のステファン・ローベン氏が首相に選出されているからである。

参考:
ステファン・ロベーン - Wikipedia
シェル・ステファン・ローベン(スウェーデン語: Kjell Stefan Löfven、1957年7月21日- )は、スウェーデンの政治家。

第43代首相(2014年10月3日 - )[1]、社会民主労働党党首(2012年1月27日 - )。

経歴

1957年7月21日、ストックホルムに生まれる。ウメオ大学に入学し、ソーシャルワークを学んだが、1年半で退学。 1979年、溶接機メーカーのBAEシステムズ系の会社に入社。エルンシェルツビクにある工場で働きつつ、労働組合活動に精を出し、2年後に労働組合の代表に選ばれる。その後は1995年にスウェーデン金属労働組合のオンブズマンとして、2001年には金属労働組合の副代表となる。

2005年11月、ローベンは新しく設立された労働組合であるIFメタルの代表となる。その直後の2006年に社会民主労働党の理事会で選出され、政界入りを果たす。 2012年、モナ・サーリンの後継者として社会民主労働党の党首に抜擢される。

2014年9月14日の総選挙で社会民主労働党をはじめとする中道左派連合が勝利し、同年10月3日、党首であるローベンが首相に選出された。

この動きは、スウェーデンの原発政策にも悪影響を及ぼそうとしている。

http://anago.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1412350200/l50
【スウェーデン】ローベン次期首相、「原発全廃」を宣言[10/2]

1 :ゲンダイ系φ ★:2014/10/04(土) 00:30:00.20 ID:???
◆スウェーデンの次期首相、「原発全廃」を宣言(ANN NEWS 動画あり)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000035942.html

 次期首相が「脱原発」を宣言です。

 スウェーデン議会は2日、先月の総選挙に勝利した社会民主労働党の党首、ステファン・
ローベン氏の首相就任を認めました。これに先立ち、ローベン氏は、地元ラジオで「『原
発廃止』が新政権の出発点だ。100%再生エネルギーにしなければならない」
と述べました。
新政権でローベン氏らと連立を組む「緑の党」は、新たな原発の建設を中止し、4年以内に
いくつかの廃炉を行いたいとしています。スウェーデン国内では、3カ所の原発が稼働中で、
総発電量の約4割を原子力が占めています。

スウェーデンもまた、民主党に政権交代を許してしまった嘗ての日本と同じ轍を踏もうとしている。

とはいえ、左派連合は過半数を獲得できておらず、スムーズな政権運営は困難と見てよいだろう。そのためスウェーデンは今後、花畑サヨク政権によって政治が明後日の方向へ向かうことは無いにしても、しばらくの間は政治がレームダック化し、それにより経済も停滞することが予想される。

どうやらスウェーデンもブラジルと同じように“暗いトンネル”に突入してしまったようである。

参考:
2014年10月28日火曜日
ブラジル:BRICSの夢から覚めることができないルセフ大統領。

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