2015年4月14日火曜日

イラン:花畑核合意で暴走開始、ロシアから地対空ミサイルS300導入へ。

http://surouninja.blogspot.jp/2015/04/Iran-to-get-carried-away-to-get-the-ground-to-air-missile-S300-from-Russia-after-the-framework-agreement-of-the-nuclear-deal.html
先日のイラン核協議でP5(米英中仏露)+独の6カ国が“枠組み合意”をしたことを受けて、早速ロシアがイランに対し、地対空ミサイル「S300」の禁輸を解除したようである。イラン核協議におけるオバマ大統領らの大幅譲歩は、イラン核問題解決どころか、事態をより深刻な方向へと向かわせている。

引用元:ロイター
ロシア、イランへのミサイル禁輸を解除 原油のバーター取引開始
2015年 04月 14日 08:12 JST

[モスクワ 13日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は、イランへの地対空ミサイルシステム「S300」の禁輸措置を解除する大統領令に署名した。大統領府が13日発表した。禁輸措置は2010年に導入されていた。

ロシアを含む主要国とイランは今月、スイスのローザンヌでイラン核問題の包括的な解決に向けた枠組みで合意した。禁輸解除はこの合意を受けたものとみられる。
米国務省のハーフ報道官代行は、ケリー国務長官がイランへのミサイル輸出についてラブロフ外相に懸念を伝えたと発表した。

イランの地対空ミサイル「S300」配備は、イスラエルと米保守派が今最も懸念している問題である。

というのも、イランがS300を配備するようなことになれば、今後イランが核問題解決に向けて不誠実な対応をしたとしても、イスラエルと米国はイランに対して空爆などの軍事制裁を行うことが不可能になるからである。

つまり、イランのS300配備を認めるということは即ち、イランの核兵器開発を認めるも同じだということである。

イランと其の背後のロシアは、先日のイラン核協議におけるオバマのお花畑な“枠組み合意”にさぞやほくそ笑んでいることだろう。

参考:
2015年4月3日金曜日
イラン核協議:枠組み合意でアカを利するオバマ。

当ブログで以前から「オバマはロシアの優秀なスパイである」と見做している理由は、オバマ大統領がこのようなロシアを利する売国政策をしばしば行うからだ。

参考:
2014年3月3日月曜日
オバマはロシアの優秀なスパイなのか。

今後イランがS300配備に動く中で、イスラエルが先手を打ってイランを空爆することが予想される。そして、イラン核開発に危機感を共有するサウジアラビアも、イスラエルの決断に同調する可能性はあろう。一旦イランがS300という“盾”を手に入れてしまえば、次にイランは核兵器という“矛”も手に入れるだろう。そのことは中東情勢の劇的なパワーバランスの変化を意味する。イスラエルやサウジという国家の存続にも悪影響を及ぼす問題である。イランのS300入手はイスラエルとサウジにとっての死活問題なのである。オバマ米民主党政権が続く限り、イスラエルとサウジは米国抜きで対イラン空爆に出ることも十分考えられる。

参考:
2015年3月31日火曜日
サウジのイエメン武装勢力空爆とイラン核協議。
2013年11月10日日曜日
サウジアラビア核武装の必然性。

中東の安定化を求めるなら、オバマ大統領はイランのS300の配備だけは絶対に阻止せねばなるまい。S300配備を阻止できなければ、オバマ大統領のイラン核協議大幅譲歩は到底正当化出来ないものとなるだろう。