2014年9月1日月曜日

ISIS:クルド独立のための促進剤

http://surouninja.blogspot.jp/2014/09/ISIS-is-the-accelerator-for-independence-of-Kurdish-keeping-attractive-oil.html
ISISの勢力拡大で緊迫するイラク情勢を受けて、欧米諸国が挙ってイラク北部のクルド勢力を支援する方針を決めている。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140901/t10014237771000.html
独が紛争地に武器供与へ 外交方針転換か
9月1日 8時37分

ドイツ政府は、イラクでイスラム過激派組織との戦闘を続けるクルド人の部隊に対戦車ミサイルなどを供与することを決め、紛争地への武器の供与を自粛してきた、これまでの外交方針の転換につながる動きと受け止められています。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140816/erp14081615270003-n1.htm
EU、クルド勢力支援へ加盟国の武器供与支持
2014.8.16 15:27

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)加盟28カ国は15日、ブリュッセルで緊急の外相理事会を開き、イラク北部のイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対抗するため、加盟国がクルド人勢力に武器を供与することを支持する方針を決定した。武器の供与をめぐっては加盟国で態度が割れていたが、EUとして結束を図った。

ここで重要なのは、欧米諸国が支援する対象が“イラク”ではなく、“クルド勢力”だということである。

クルド勢力は最近、ISIS勢力拡大の混乱に乗じてイラク北部の油田地帯キルクークを掌握している。同地区の利権には米エクソンモービルも関与しており、同地区の原油は世界的に有利な価格で米国に輸出されようとしている。

参考:
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140618/mcb1406180500009-n1.htm
イラク情勢 クルド勢力、北部油田を掌握 米、イランと直接協議 (1/2ページ)

2014.6.18 05:00

イラクがクルド人地域以外で保有する確定石油埋蔵量は1500億バレル。一方、KRGは450億バレルを支配下に収めており、国内の他地域より金銭面での好条件を提示することで、米エクソンモービルやトタルといったメジャー(国際石油資本)を引きつけている。

これについてイラク政府は、クルド自治区から輸出されている原油が“密輸品”であるとし、テキサスの裁判所に訴えを起こしている。

参考:
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO75090530R00C14A8000000/
[FT]海上に漂うクルドの石油 買い手なく
2014/8/4 7:00

クルド地区には、イラク南部のような巨大な油田はないが、未開拓の莫大な資源基盤を持つ。もし活用すればクルド地区をエネルギー市場で新たな主要プレーヤーにする可能性を秘めている。
■イラクがテキサス裁判所に訴え

 イラク政府は7月末、ユナイテッド・カラバーフタ号に積まれた100万バレルの原油は準自治が行われているクルド地区から許可なく密輸されたものだと主張し、テキサスの裁判所に訴えを起こした。

 判事は当初、原油の差し押さえを命じたが、その後、タンカーが停泊している岸からの距離を考えると、米国には管轄権がないと述べた。KRGは、原油は合法的に生産、出荷、輸出されたものだと主張している。

これらの情報から判断するに、クルド支援を決めた欧米諸国の狙いは、クルド自治区の安価な石油資源の獲得イラク反米政権の打倒の2つに在るものと思われる。

イラクの現政権は“シーア派”で占められ、イラン寄りの“反米”政権である。その一方で、クルドにはスンニ派が多く、比較的“親米”である。そこに“安価な原油”という最高の魅力がクルドに追加されれば、欧米諸国がイラクを捨ててクルドを独立させるための十分な動機となるだろう。

ちなみに米共和党の重鎮ジョン・マケイン上院議員も割と早い段階で“クルドを支援すべき”という旨のツイートをしている。



こうしてみると、ISISの脅威が事実上の“クルド独立促進剤”となっているわけだが、スンニ派サウジやイスラエルが先日、米国に対してISISへの軍事攻撃に遠回しのゴーサインを出したことからも、ISISの真の役割というものが透けて見えてくるというものである。

参考:
2014年8月25日月曜日
米国にISIS攻撃を促すサウジとイスラエル。

米国(というか自由主義陣営)は今後、クルド勢力を中東地域における“反共の番犬”として育てる心算なのかも知れない。悪人役を演じるISISの存在は、クルドと彼らを支援する欧米諸国の軍事行動を正当化するだろう。

http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1409155445/
【画像】米共和党議員のジョン・マケイン上院議員、ISISと記念写真を撮る [509143435]
beチェック

1 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です:2014/08/28(木) 01:04:05.59 ID:gNmcwMoK0.net 2BP(1000)

2008年に共和党の大統領候補にもなったジョン・マケイン上院議員
2013年の戦没者追悼記念日に、彼は密かにシリアへと旅立った
アサド政権と戦う反体制派勢力と会うためである
マケイン氏はそのときのことについて「2年以上、今も苦闘し続けている戦士たちに会ったことはとても感動的な経験だった。」とCNNの番組“Anderson Cooper 360”で語っている
このときマケイン氏は、反体制派と一緒に笑いながら記念写真を撮っている

そして今、かつてイラクでアルカイダとして知られていたISIS(現イスラム国)が、
その写真をPR キャンペーン用に使っているのである
http://cdn.inquisitr.com/wp-content/uploads/2014/06/John-McCain-ISIS-photo-665x385.jpg
http://www.tpnn.com/wp-content/uploads/2014/06/ISIS-McCain-ad.jpg

なお、一年前には友好的に会っていたにもかかわらず、現在マケイン氏はイラクのISISに対してアメリカ軍介入を主張している模様
http://www.blacklistednews.com/ISIS_Terrorists_Post_a_Selfie_with_John_McCain/36110/0/38/38/Y/M.html
http://www.inquisitr.com/1326127/john-mccain-isis-photo/

これもISISが“クルド独立という目的のために悪役を演じているに過ぎない”ということの証左と謂えるだろう。

関連:
2014年6月17日火曜日
イラク情勢:中東に構築される親共国家連合。