2014年5月8日木曜日

中国漁船拿捕:反中共姿勢を行動に移し始めたフィリピン。

https://surouninja.blogspot.com/2014/05/philippines-to-sharpen-the-attitude-as-anti-chinese-commie.html
中共の拡大主義に基づく海洋進出の妄動がいよいよ激しさを増しているが、日本と同様にフィリピンもまたその被害国の一つである。そんなフィリピンが遂にスプラトリー諸島周辺で漁を行っていた中国漁船を拿捕したとのことである。

南シナ海の領有権で中国と東南アジアに緊張、船舶衝突や拿捕

2014年 05月 8日 00:07 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0DN0MJ20140507

[ハノイ/北京 7日 ロイター] - 南シナ海の領有権めぐり対立する中国と東南アジア諸国の緊張が高まっている。フィリピンは、南沙諸島(スプラトリー諸島)付近で中国の漁船を拿捕。中国は解放を要請した。

ベトナムは、中国が石油掘削を行っている海域はベトナムの領海と主張し、軍の艦船や警備艇を派遣。これに対し、中国はベトナムに掘削作業の妨害しないよう警告した。

ベトナム外務省は7日、南シナ海で中国の船舶がベトナム船2隻に意図的に衝突してきたと発表した。

参考:
2014年5月6日火曜日
南シナ海:ベトナム主権侵害で世界を敵に回す中共。

フィリピンの強気転換の理由は、おそらく、先日22年ぶりに米軍のフィリピン再駐留の合意を米国と結んだことがきっかけであろう。

参考:
米軍、22年ぶりフィリピン駐留 新軍事協定に署名

2014/4/28 10:22 (2014/4/28 13:11更新)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2800W_Y4A420C1EAF000/

 【マニラ=佐竹実】米国とフィリピンは28日、米軍のフィリピン展開強化を柱とする新軍事協定に署名した。かつてフィリピンに駐留していた米軍は1992年までに撤退していたが、今回の協定で22年ぶりに復帰し、事実上再駐留することになる。米比両国には、米軍のフィリピン派遣を拡大することで、南シナ海への進出を強める中国をけん制する狙いがある。

今、中国の周辺国では次々と親中共政権が揺らぎはじめている。

例えばベトナムは、同国の排他的経済水域で中国海洋石油が勝手に石油掘削を開始したことに怒りをあらわにしているし、タイでは昨日(2014年5月7日)、親中共インラック首相の失職が確定したばかりである。

タイ首相、高官人事を巡る違憲判決で失職

CNN.co.jp 5月7日(水)18時3分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140507-35047541-cnn-int

(CNN) タイのインラック首相が3年前の政府高官人事を巡り憲法違反に問われていた裁判で、憲法裁判所は7日、違憲行為があったとの判断を下し、首相は失職した。

参考:
2014年4月3日木曜日
タイ:親中共政権の崩壊が近付く。
2013年12月9日月曜日
タイ:反政府デモの背後。

そして台湾ではご存知の通り、学生や市民が馬英九“親中共”政権打倒を叫んで立法院(国会)を占拠したばかりである。

参考:
2014年3月22日土曜日
中国経済の凋落で動揺する台湾。

東アジア諸国が今、中共の拡大主義に明確に“拒否”を示し始めたのである。この動きは、同地域へのNATO拡大ないし、東アジアの自由主義陣営による新たな軍事同盟構築の機運を盛り上げるだろう。その際には日本が資金と軍事力の両面で非常に重要な役割を果たすことは言うまでもない。そのために今こそ日本は、集団的自衛権の行使という、独立国として当たり前の権利を当たり前に実行できるようにならなければならない。同盟国との友好関係と互いの経済的利益を損わぬよう、日本は今こそ似非平和主義の殻を脱するときである。

関連:
2014年5月7日水曜日
集団的自衛権の議論はNATO加盟への布石。
2014年4月18日金曜日
防衛産業が日本経済を支えるか。

0 件のコメント:

コメントを投稿