2014年4月18日金曜日

フロート式原発のポテンシャル。

http://surouninja.blogspot.jp/2014/04/potential-of-floating-nuclear-power-plant.html
MIT原子力理工学部の研究チームが、沖合約8〜11kmの海上に浮かぶ「フロート式原子力発電所」の構想を明らかにしたとのことである。

フロート式原子力発電所」で津波にも高い耐性をみせる原発をMITが考案

2014年04月18日 09時00分56秒
http://gigazine.net/news/20140418-floating-nuclear-power-plant/

2011年に発生した東日本大震災による津波は東京電力の福島第一原子力発電所に極めて大きな被害をもたらし、いまだに本当の被害の実態は把握できていないほど。そんな中、マサチューセッツ工科大学原子力理工学部(NSE)のJacopo Buongiorno教授の研究チームは、沖合い5~7マイル(約8~11キロメートル)の海上に浮かぶ「フロート式原子力発電所」の構想を明らかにしました。この構想は、近くアメリカ機械学会(ASME)の小型モジュラー炉シンポジウムにおいて発表される予定となっています。

津波の影響は陸地から離れるほど軽減されることから、沖合10キロメートル前後の洋上に原発を建設することで、福島第一原発のような被害を避けることができるとしています。

2011年の東日本大震災で福島第一原発は、発生した津波によるダメージで大事故に繋がったわけだが、この「フロート式原発」ならその危険性は殆ど無いだろう。津波は基本的に岸に近付くほど増幅され威力が増すが、沖合ではそれほどでも無いからである。東日本大震災発生当時も、勇気を振り絞って沖に逃げた漁師は一命を取り留めた者が多かった一方で、下手に陸に戻ろうとした漁師の多くは逆に津波の犠牲となってしまったのである。

このフロート式原発なら、原発新設の際の土地の問題もかなりクリアされるのではないだろうか。というのも、海には所有権が存在せず、土地買収などの厄介な問題は発生し得ないからである。また、陸から離れた場所にフロートさせることで、事故の際の住民への被害も抑えることができ、陸の住民の賛成も得やすいだろう。更に、深刻な事故が発生してしまった場合も、無尽蔵な海水を冷却用に使用できるというのも強みである。

津波の影響や万が一の事故の被害もかなり減らすことができる、この「フロート式原発」は、まさに原発の理想形と謂えるのではないだろうか。今後フロート式原発が実用化されれば、次世代原発のスタンダードになることも予想されよう。