2013年10月27日日曜日

チェコ総選挙:左派勝利も2010年の連立政権不成立を再現するか。

http://surouninja.blogspot.jp/2013/10/czech-politics-may-reproduce-the-situation-in-2010.html
政治が混迷するチェコで総選挙が行われ、与党・市民民主党(ODS)は惨敗し、中道左派の社会民主党(CSSD)が得票率20.5%で第一党となったとのことである。


中道左派が第1党=新党躍進、旧与党は惨敗-チェコ総選挙 - 時事通信 2013/10/27-00:39
 【ベルリン時事】政治の混乱が続くチェコの下院(定数200)選挙は26日、投票が締め切られ、開票された。中道左派・社会民主党が得票率21%で第1党となったが、過半数には届かず、連立協議に入る。社民党のソボトカ党首は、ボヘミア・モラビア共産党の閣外協力を得て少数政権の樹立を目指す可能性に言及している。

Czech general elections yield no obvious coalition - Radio Praha 26-10-2013 20:08
The Social Democrats have come first in the Czech general elections, with some 20.5 percent of the vote. That result, however, is far weaker than expected, and the party will find it extremely difficult to form a viable government.

ラジオプラハによると、各政党の得票率は以下の通りとなっている。

Social Democrats(CSSD) 20.5%
ANO 18.6%
Communist Party(KSCM) 15%
TOP09 12%
Civic Democrats(ODS) 7.7%
Christian Democrats(KDU–CSL) 6.8%
Dawn 6.7%

上記のように、その他の票が中道や右派の少数政党に分散しており、連立政権が成立するかどうかさえも際どいところである。

仮にCSSDKSCMが左派連合を形成したとしても35.5%にしかならず、イデオロギーの異なる他の少数政党を取り込む他に連立政権を樹立させる道はないわけである。

だが、どの少数政党もKSCM(共産党)入りの左派連合には迎合しそうにない。

そう考えると、2010年の“社民党の敗北=連立政権不成立”が再現されることになる可能性も高そうである。

チェコ - Wikipedia
。近年では、2010年5月28-29日に実施された総選挙の結果、中道左派のチェコ社会民主党が第1党となったものの議席の過半数には程遠く、また連立政権の樹立のめどが立たないため敗北を宣言した。このため、第2党の市民民主党と新党のTOP 09、公共の物との間で中道右派の連立政権を発足させることで合意し、その首班には市民民主党党首のペトル・ネチャスが任命された。

チェコ経済としては、2010年を再現して現状が維持できれば、まだマシであろう。

何れにしても、今回のチェコ総選挙の結果から見ても、チェコ経済は今後も余り芳しくないのではないかと思われる。景気の低迷と連動して、左派勢力が更に影響力を強める虞れ(おそれ)もある。「貧すれば鈍する」という諺があるが、チェコの国民は今まさに負のスパイラルに陥らんとしているように見受けられる。

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