2013年8月12日月曜日

イラン、ジンバブエ両政府間のウラン原料供給の密約が今更リーク。ジンバブエのムガベ政権への制裁を正当化するか。

https://surouninja.blogspot.com/2013/08/zimbabwe-iran-uranium.html
英紙「タイムズ」によると、イランとジンバブエの両政府がイランにウラン原料を供給する秘密議定書に調印したとのことである。


10.08.2013, 14:27
イラン 核爆弾用ウラン入手のため秘密合意に調印 - ロシアの声
イランとジンバブエ両政府は,イランにウラン原料を供給する秘密議定書に調印した。英国の新聞「タイムス」のインターネット版が、ジンバブエ鉱山・鉱業開発省のギフタ・チマニキレ次官の情報を引用して伝えた。

2013年8月4日日曜日
ジンバブエのカルト保守、ムガベ大統領が再選。ケリー米国務長官は懸念を示す。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/08/blog-post_4.html

此の議定書は昨年(2012年)調印されたものとのことだが、今月のジンバブエ大統領選で反米英・独裁のムガベ大統領が再選されたことに対し、疑念が深まる中、米英は必ず此れを大問題視するだろう。

2013.8.10 22:04
ジンバブエ イランとウラン売却で密約 英紙報道 - MSN産経
【ロンドン=内藤泰朗】アフリカ南部のジンバブエがイランとの間で、核兵器製造の原料となるウランを売却する密約を昨年交わしていたと、10日付の英紙タイムズが報じた。ジンバブエ鉱業担当副大臣の話として伝えた。

 同副大臣は同紙に対し、イランにウランを輸出するとした契約の覚書を「確かに見た」と証言。契約は政府の上層部しか知らず、自分はその中に含まれていなかったと語った。ジンバブエのムガベ大統領はイランの核開発を支持する立場を明確にしている。
ジンバブエでは30年ほど前に北東部でウラン鉱が発見され、欧米と対立するジンバブエと良好な関係を築いている中国企業が調査。ジンバブエ政府がウラン鉱の売却先を探していた。

産経の記事を読むと、米英に買収されたジンバブエ鉱業担当副大臣がジンバブエ制裁を後押しするために今更リークした可能性も考えられる。

まぁただ此の密約はアフマディネジャド前イラン大統領時代のものである。現在のロハニ大統領は親米英と云われており、今回の件ではイラン側が米英に譲歩することも考えられるわけで、若しそうなれば米英の非難はジンバブエに集中することになるだろう。安全保障にも関わるウランの問題は、米英のジンバブエ制裁を正当化するには十分だろうしね。

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