2013年6月12日水曜日

日銀金融政策決定会合での「固定金利オペ」の期間延長案が見送られたためにドル円が急落(一時95円台)しているとのことだが。

http://surouninja.blogspot.jp/2013/06/95.html
日銀が昨日(2013年6月11日)開いた金融政策決定会合では、市場の注目を集めていた、“年0.1%で金融機関に資金を貸し出す「固定金利オペ」の期間を現状の1年から2年に延長する案”が見送らたとのことである。

此れを受けてドル円は一時1ドル95円台まで円高が進み、長期金利は0.895%まで再上昇している。



産経新聞 6月12日(水)7時55分配信
日銀、供給延長見送り 長期金利抑制にジレンマ 株式など資金移動妨げ警戒
市場の注目を集めながら日銀が11日の金融政策決定会合で見送ったのは、年0・1%で金融機関に資金を貸し出す「固定金利オペ」の期間を現行の最長1年から2年に延長する案だ。長期金利の急上昇を抑えるための対応策に位置付けられたが、金融緩和で目指す株式や貸し出しなどへの資金の移動を妨げかねないと判断した。
日銀の判断に影響したのは資金の流れの行方だ。日銀は固定金利オペとは別に、金融機関が融資を増やせば、その分だけ年0・1%の低金利で銀行などにお金を貸し出す制度を設けており、仮に国債購入を促す固定金利オペを拡充すれば、金融機関の融資への努力に水を差しかねないばかりか、株式市場への資金の流れを緩め、相場の下落を招く恐れがあった。

時事通信 6月12日(水)7時0分配信
NY円急伸、一時95円台=日銀の政策維持受け
【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、日銀が金融政策の現状維持を決定したのを受けて買われ急伸、一時1ドル=95円59銭まで上げた。

安倍政権に協調する姿勢を見せている黒田日銀だが、此の日銀の決定が意味する処は恐らく、株式市場への資金流入のみならず、長期金利の緩やかな上昇をも企図しているということだろう。

麻生太郎財務相も以前から株式への資金シフトに伴う金利上昇を容認しているわけだからな。(参考)

また安倍政権は、先月の株価暴落の原因とも云われる、公的年金(GPIF)によるリバランス売りにも策を講じている。具体的には、GPIFの基本ポートフォリオの“株式”の比率を上げるよう、圧力を掛けようとしているわけである。(参考)

自由な金融市場という前提が在れば、株価と長期金利には相関関係が存在する。詰まり、株式に資金が流入すれば長期金利は上昇するということである。

安倍政権は恐らく、国債偏重型の日本の金融システムを改め、日本経済を市場の流れに委ねようとしているのだろう。市場原理を追求する安倍政権らしい経済政策と謂えよう。

公的年金の基本ポートフォリオ見直しについては唯一、厚生労働省が反発している様だが、若しも同省が今後も譲歩しなければ、同省が政財界と世界からの攻撃対象となる可能性は高い。“現時点では”世界的合意となっている“アベノミクス”、此れを阻害する勢力は容赦無く排除されるだろう。

2013年02月12日09時53分
資産規模108兆円の日本GPIF、新興国株への投資拡大を検討 - 中央日報
ブルームバーグは3日、GPIFの三谷隆博理事長とのインタビューを通じてこのように報道した。三谷理事長は「安倍首相と日本銀行が経済成長率とインフレ目標値を高めたており、これは金利上昇につながるだろう」と予想した。
三谷理事長は新政権の景気浮揚策により長期的に10年物国債利回りが1%以下にとどまり続けるのは難しいと予想した。
三谷理事長は「4~5月ごろに投資ポートフォリオ変更の議論を始める」と話した。最近急騰傾向にある日本株をさらに買うという考えも示した。GPIFは資産の11%を日本株に投資している。



2013年6月6日木曜日
先月(2013年5月23日)の株価暴落の主因はGPIFのリバランスだったとのことだが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/06/2013523gpif.html

2013年5月30日木曜日
長期金利の乱高下を受けて日銀が長期国債をより頻繁に買い入れることを検討。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/05/blog-post_30.html

2013年5月15日水曜日
麻生財務相の金利上昇容認発言で長期金利が0.920%まで急上昇した様だが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/05/0920.html

2013年4月20日土曜日
米ワシントンで開催されたG20でも日本のアベノミクス量的緩和容認。日本潰しの“債務削減目標”にも具体的数値を設けず。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/04/g20.html

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